After Detailer(ADetailer)の効果と検証 hand編
ADetailer Effects and Validation.
前回の続きとして今度は手の検証をしてみるにゃ。
その前に前回は特に設定に触れないで利用したので今回は設定についても解説するにゃ。
検証画像は結構手がぐちゃぐちゃだけどうまくできるかにゃ~?
これだけで奇麗なるならかなり便利なのにゃ。
気になる手の検証に入るためにまずは設定で選択するモデルについて少し触れておくにゃ。
この検出モデルの選択によって顔と手と人物の検出が決まるにゃ。
How-To Guides
Step 1: 検出モデルの選択
ADetailer modelの選択肢に出てくる項目がそれぞれ検出モデルとなります。
face_yolov8n: 顔検出モデル(2D Real兼用)
face_yolov8s: 顔検出モデル(2D Real兼用)
hand_yolov8n: 手検出モデル(2D Real兼用)
parson_yolov8n: 人物検出モデル(2D Real兼用)
parson_yolov8s: 人物検出モデル(2D Real兼用)
mediapipe_face_full: 顔検出モデル(Real)
mediapipe_face_short: 顔検出モデル(Real)
mediapipe_face_mesh: 顔検出モデル(Real)
yolov8nとyolov8sはsの方が新しい検出モデルのようですが、使ってみた感じそんなに違いを感じません。
うまく検出が出来なかったときに変えてみる程度の使い分けで良いと思います。
Step 2: ADetailerの適用
今回は手の検証をしていきますのでhand_yolov8nを選択します。選択したらGenerateを押します。
複雑な状態になってしまっている次の画像が手のモデルで検出された結果です。
右手と左手がちゃんと検出されてるにゃ。
でも結果としてはそのままだとあんまり使い物にならないにゃぁ。
でも、がんばってる形跡はみられるのにゃ。
ある程度形を認識して爪がかかれてるにゃ。これを利用してペイントツールで形にしてあげたらよさそうなのにゃ。
次の画像は前回ペイントツールで修正した手をADetailerで補正した結果にゃ。
お~それっぽく綺麗にできたのにゃ。
ペイントツールを使って修正した手をinpaintした後に適用するとさらに詳細が書き込まれた感じにゃ。
楽をするためというより手間を増やして更によくするといった用途になりそうにゃ。
手のみを焦点にするから爪とかが綺麗に書かれる気がするにゃ。